千葉にとっては苦い再スタートとなってしまった。東京五輪によるJ2リーグ戦の中断前の千葉は、J2リーグ戦で2勝2分と調子を上げており、前節(第23節)の終了後に行なわれた天皇杯3回戦・川崎戦は相手が複数の主力選手を欠いていたとはいえ、善戦の末に1-1、PK戦2-4で敗退となっていた。千葉は約2週間半の中断期間に攻守のレベルアップを図ったのだが、ピーター クラモフスキー監督の初采配からJ2リーグ戦は9勝1分と絶好調の山形に勝ちきることはできなかった。ある程度の安定感を持ち始めていた千葉の守備だが、山形のCKの場面で守備の甘さが出て2失点したうえに、田口泰士が試合後のオンライン取材で「2失点目がすべて」と語った2失点目は、固く締めていたはずの中央で仕掛けられての失点。また、攻撃面は、特に前半ではボールを保持して左右の揺さぶり、相手の背後のスペースを狙う形を見せ、決定機を複数作ったものの、ゴールとなったのは田口のスーパーなダイレクトのミドルシュートだけだった。
小林慶行監督「今回(秋田戦)の経験をしっ…
■明治安田J2リーグ 第12節 4月27日(土)仙台vs千葉(14:00KIC…
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