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【J2第37節千葉vs徳島】試合レポート:組織的な攻守を見せる徳島にチームの連動性も選手個々の勝負でも上回られて敗れる。

レポート:組織的な攻守を見せる徳島にチームの連動性も選手個々の勝負でも上回られて敗れる。

2016年10月24日 16:45 by akanuma_keiko
2016年10月24日 16:45 by akanuma_keiko
千葉のJ1昇格プレーオフ進出をかけた戦いは、J2リーグ戦を5試合残して終了となった。前節(第36節)終了時点では14だった6位の京都との勝点差は、今節の徳島戦が18時キックオフの千葉よりも早い13時キックオフで水戸と対戦した京都が、2試合連続となる後半アディショナルタイムでのPKによるゴールを奪い、1-1の引き分けで試合を終えた時点で15に広がった。そして、千葉は徳島に0-1で敗戦。残り5試合で勝点差15のため、千葉が全勝で京都が全敗ならば勝点差は並ぶことができる。だが、その実現はかなり厳しいうえに、今節終了時の得失点差は京都が+12であるのに対して千葉はー4と大きな差がある。それでも千葉が7位につけていればまだしも、前節終了時点で11位の千葉と勝点差1で12位の徳島とは今節の敗戦によって順位が入れ替わり、12位となった千葉と京都の間には5チームもいる。勝点差ではまだ可能性があっても、いろいろな数字を総合的に見れば、千葉のJ1昇格プレーオフ進出の可能性は消滅したといえる。
 
前節の退場処分によって若狭大志が出場停止の千葉は、今節ではセンターバックの一角に若狭の代わりに岡野洵、そして負傷欠場の阿部翔平や比嘉祐介に代わって左サイドバックに乾貴哉と、いずれもJリーグ公式戦では初スタメンの2人が起用された。さらに、右サイドバックは丹羽竜平から多々良敦斗に代わり、前節の岡野の交代出場後はセンターバックの左にいた近藤直也が若狭がいた右へ移って岡野が左に入っていたのが、今節では近藤が左で岡野が右だった。中盤から前では、ダブルボランチの一角に長澤和輝に代わって山本真希が入り、左サイドハーフは井出遥也に代わって前節は2トップの一角だった町田也真人、その代わりに2トップの一角には前節では右サイドハーフでスタートした船山貴之、そして右サイドハーフには前節は欠場した菅嶋弘希が入った。一方、徳島は累積警告で出場停止の大﨑淳矢に代わって、今季は第6節・岐阜戦以来の2度目のスタメンで直近の出場は第35節・讃岐戦の前川大河が入った以外は、前節と同じスタメンで臨んだ。
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