第38節・岐阜戦は0-1、第39節・札幌戦は後半アディショナルタイムの失点で2-3と逆転負けし、連敗で迎えた前節(第40節)の東京V戦。第39節終了時点で8位の千葉にとってJ1昇格プレーオフ進出には第40節からの3連勝が必須条件ともいえる状況で、勝点差3で7位の東京Vとの対戦だったが、10分の森本貴幸の先制点がそのまま決勝ゴールとなる1-0の勝利となった。勝因の1つは攻守ともに速く『前へ』という姿勢が、特に前半は前線からのプレスで千葉のボールを奪おうとする東京Vの守備をかわす攻撃、東京Vのパスワークを自由にさせない守備となって結実したこと。後半は攻守の修正を図った東京Vに攻められる場面が増えたが、東京Vの決定力不足にも助けられ、球際で粘り強く体を張ったこともあって無失点。一方で、前半から追加点を取れるチャンスをシュートミスなどでモノにできず、得点が1点だけだったことはこの試合の展開、そしてJ1昇格プレーオフ進出には得失点差が影響する可能性を考えても、千葉には残念な結果だった。
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