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【選手からの便り】水野晃樹:今の自分に『できること』と『やらなければいけないこと』

【選手からの便り】水野晃樹:今の自分に『できること』と『やらなければいけないこと』

2015年09月10日 15:38 by akanuma_keiko
2015年09月10日 15:38 by akanuma_keiko
 
2週連続で開催された天皇杯で、千葉は8月29日の1回戦・東京国際大学戦を3-0、9月6日の2回戦・岐阜戦を1-0で勝ち、3回戦に進出した。その2試合に右サイドハーフのスタメンで出場し、勝利に貢献する活躍を見せたのが水野晃樹だ。

東京国際大学戦では、35分、水野が思い切りよく打ったシュートがDFに当たり、こぼれ球から安柄俊がシュートを決めて千葉が先制。79分には水野のクロスから安柄俊が見事なボレーシュートを決め、スコアを3-0としてダメ押しとなるゴールを奪った。『1点』が遠かった岐阜戦では、42分、水野のクロスを岐阜のGKが弾いてCKを蹴ると、43分、水野のCKに合わせた栗山直樹のヘディングシュートはクロスバー直撃でノーゴール。だが、こぼれ球を松田力が押し込み、値千金の決勝ゴールを奪った。

得点に絡む活躍を見せた水野だが、前述の2試合ではサイドで仕掛けるだけでなく、中にも入って数多くボールを触り、攻撃のリズムを作ろうとするプレーが目立った。何度もチームメイトに指示の声をかけ、時には話し合い、千葉の攻守がうまく機能するように力を尽くしているのが感じられた。水野と同じように右サイドバックのスタメンで天皇杯2試合に出場した大岩一貴が活躍できたのも、水野との攻守の連係があってこそといえる。また、岐阜戦の試合後には「森本と(松田)力の動き出しがすごくいいので、それを使わない手はないので。彼らのいいところを引き出して、それが結果につながれば、彼らのアピールにもなってくると思うので、いい関係性はうまくできていると思います。今は本当に森本と(松田)力は本当にやりやすいというか、自分のタイミングにすごく合いやすいし、逆にもっと言えば僕が彼らのタイミングにもっと合わせていかないといけないかもしれないですけど」と、初めて公式戦で2トップを組んだ2人について話した。

千葉の一員としてプレーするのは2007年シーズン以来となるが、さまざまな経験を積んできた選手として今季にかける想いを2月25日に聞いた時、水野は千葉で先輩たちに助けられたことも例に挙げて、こんなふうに話していた。

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