●小林慶行監督:
Q:前節(第30節)の山形戦はチームとしては(1-2で敗れた第24節・大宮戦以来となる)久しぶりの黒星となってしまいましたが、ピッチが悪い状態の中でも引き続き自分たちのやりたいことが出せた試合でした。それを踏まえて。まず監督から見ての振り返りと、ミーティング等で選手たちにどのようなことを共有されたのか、教えてください。
「山形の特長を考えた時に、GKを使って最後尾からビルドアップで前進していくのがすごく上手なチームというのは、(ピーター クラモフスキー)前監督からのスタイルというか積み上げがあるというところで、そういった相手に前からボールを奪いに行くというのはすごく勇気のいることですし、彼らはそれを利用して背後をというところの狙いが明確なチームであるので、そこを勇気を出していくというところと、その中でやはり行くぶん、背後のところを単発の部分で、相手のキックミスがつながったとか、そういうところはありましたけど、ただ、やっぱり自分たちのラインが本当に揃っていたかどうかとか、もっと細かなラインコントロールをして、走るタイミングを失わせることができなかったかとか、あとは優先順位としてやはり危ないところから消すことができていたかというところは、ミーティングでフィードバックしました。その精度はより高めていかなきゃいけないというところです。ただ、そういうチームを相手にあれだけボールを奪うシーンを作れたのはすごくポジティブなことですし、引き続きそれはやっていきたいなと思っています。
それで、自分たちがボールを奪った時も、ボールを下げることなく、やはり前に、前にと出て行く姿勢もしっかり見せられましたし、本当にあとはゴールを取る、取らないのところで、もちろんそこが一番重要な作業ですし、そのためにやっていると。勝つためにやっているので、結果として負けたというゲームではありますし、もちろんすごく残念なんですけど、本当に自分たちがやろうとしていることをしっかりと表現しているので、その結果は重く受け止めますけど、やはりそれによってブレることなくというか、自分たちが立ち戻る場所というところでは、しっかりとフィードバックのところでも『やれている』と。ただ、やっぱり最後のところのああいうような形での失点というのは、一回り目で自分たちも何回か経験をしている。勝点を必ず持って帰らなければいけないゲームで、ああいう形で自分たちでゲームの主導権を握ってやっていたにもかかわらずっていうゲームはあったので。そこはしっかり受け止めなきゃいけないですし、やっぱりそれができない限りは上には行けないです、というような話はしています」
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