その理由をどうしてもラリベイ本人に聞いてみたかった。J2リーグ第8節・山口戦で高橋壱晟がペナルティエリア内でファウルを受け、得たPKのキッカーをラリベイが務めたことだ。筆者は山口戦には取材に行けなかったため、千葉のオフィシャルサイトなどに掲載されたラリベイのコメントを読むと、船山貴之からPKのキッカーを譲ってもらったような発言が書かれていた。思い返せば、第2節・山形戦ではラリベイがファウルを受けてPKを得ながらも、ラリベイはPKのキッカーを船山に任せ、そのPKを決めて今季初ゴールをゲットした船山はラリベイに感謝していた。
DAZNの映像を映し出しているテレビの中のラリベイは、PKのボールをセットすると険しさすら感じる厳しい表情で息を吐き、GKが動いたのとは反対方向の右隅へ落ち着いてPKを決めた。だが、J初ゴールをゲットしてもニコリともせず、千葉の選手が次々と祝福するように抱きついてもすぐに笑顔になることはなかった。
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