前節(第28節)・北九州戦で長谷部体制初勝利をあげ、チーム状態は好転しつつあるかに見えた千葉だが、今節は平成28年熊本地震によるJ2リーグ戦中断前の好調時のような熊本に完敗。攻守両面で相手との個の勝負でも連動性を含めた組織力の勝負でも負けた。長谷部茂利監督代行が求める意識の変化を自分に厳しく課しているか、意識していてもそれをプレーで表わせているかという点で、選手個々のばらつきがまだ大きいことを露呈した。
前節から中2日という厳しい試合日程を考慮してか、千葉も熊本も前節からスタメンを5人入れ替えた。千葉は前節のスタメンから左サイドバックを比嘉祐介から阿部翔平に、右サイドバックを丹羽竜平から多々良敦斗に代え、出場停止のアランダの代わりに佐藤勇人がダブルボランチの一角に入った。そして、前節は交代出場でボランチに入った山本真希を今節は菅嶋弘希に代えて右サイドハーフで起用し、左サイドハーフは町田也真人から井出遥也に代えた。熊本は左サイドバックを片山奨典から前節は右サイドバックで起用された黒木晃平に代え、右サイドバックに藏川洋平を起用。さらに、センターバックの1人を薗田淳から植田龍二朗に、ダブルボランチの一角を上原拓郎からキム テヨンに、左サイドハーフを中山雄登から嶋田慎太郎に、そして2トップの一角を巻誠一郎から平繁龍一に変更した。千葉サポーターもプレーを見ることを望んでいた巻はベンチ外だった。
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