●鈴木隆行選手
「本日はお忙しい中、こんなにたくさんのメディア関係者の皆様にお集まりいただき、ありがとうございます。私、鈴木隆行は今シーズンをもちまして引退することを決断いたしました。21年間という長い間プレーしてきましたが、本当にたくさんの人たちに支えていただき、プレーすることができました。本当にありがとうございました」
Q:ご自身をどんなストライカーだと思っていますか?
「そうですね。まあ、皆さん、わかっていると思いますが、センスだったりとか巧さを売りにしているプレーヤーではなくて、やはり球際だったりだとかそういう競り合いだったりとか、そういうところで頑張れるとか勝てる、あとは気持ちの面でも負けないというものを自分の中では大切に、というかそういうプレー以外はできない選手だったので、まあ、自ずとそれが自分の武器ということになったと思うんですけど。まあ、そういうプレーヤーだったと思います」
Q:鈴木選手は人一倍努力を重ねてきた選手だと思っているのですが、その経験をこれからの後輩や今の日本代表にどんなふうに伝えていきたいですか?
「いや、別に日本代表に伝えることは(苦笑)、そんな立場ではないですが。うーん、まあ、皆さんも知っているとおり、ずーっと試合に出て活躍していたような選手ではないし、むしろ試合に出ていなかったことのほうが多くて、その中でも代表にも選ばれて、代表で試合にもたくさん出させていただきました。いろいろなプレーヤーの立場に、いろいろな状況に立たされて、たくさんの状況になって考えることができるというか、いろんな立場の選手の気持ちがわかるというか。今、迷っていることだったりとか悩んでいることだったりとか、苦しんでいることというのはすごくわかると思うので、そういうことを理解して一緒に直していったりとか共に歩んでいけるような人間だったり、指導者になっていきたいなとは思います」
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