テニスボール大のボールを3つお手玉のように上に上げ続けるだけでも大変なのに、足元はサッカーボールをドリブルするというGK陣の練習。
時おり陽射しが差してきてかなり明るくなるものの、薄曇りの天気の中で行われた9月16日の練習。練習開始は9時半だが、フィールドプレーヤーはクラブハウスのトレーニングルームでのフィジカルトレーニングでスタートし、GKが一足先にクラブハウスから出てきてグラウンドでの練習をスタートした。
GK陣に管理の加藤敦也主務も加わり、みんなで手をつないで輪を作った状態でリフティング。体が自由にならない中で浮き球のコントロールが求められる。
藤原寿徳GKコーチが工夫を凝らしたユニークなメニューが多いGK陣の練習の最初は、サッカーボールだけでなくさまざまな大きさのボールを使用したメニュー。中でもひときわ大変そうだったのが、テニスボール大のボールを3つお手玉のように手で上に上げながら、ゆっくりではあったものの足はサッカーボールをドリブルするもの。手に意識が集中すると足が止まりがちになり、足元を気にすると手元のコントロールが疎かになってボールが思わぬ方向に飛んでしまい、選手たちは四苦八苦。
また、全員が手をつないで輪になってボールを落とさないようにみんなでリフティングする練習では、プレーしやすいスペースを確保できる輪の大きさを作るためか、管理スタッフの加藤敦也主務も輪の中に入ってやっていた。さらに、体にゴムチューブをつけて負荷がかかった状態で台の上に複数回ジャンプし、ゴムチューブを外して1回台の上にジャンプしたあとは、ラダーを使ってステップ、ボールをかわしてジグザグにステップという筋力と俊敏性の向上を求めるメニュー、サングラスをした状態で投げられたボールをキャッチというメニューなどもあった。
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