得点に絡む活躍を見せた水野だが、前述の2試合ではサイドで仕掛けるだけでなく、中にも入って数多くボールを触り、攻撃のリズムを作ろうとするプレーが目立った。何度もチームメイトに指示の声をかけ、時には話し合い、千葉の攻守がうまく機能するように力を尽くしているのが感じられた。水野と同じように右サイドバックのスタメンで天皇杯2試合に出場した大岩一貴が活躍できたのも、水野との攻守の連係があってこそといえる。また、岐阜戦の試合後には「森本と(松田)力の動き出しがすごくいいので、それを使わない手はないので。彼らのいいところを引き出して、それが結果につながれば、彼らのアピールにもなってくると思うので、いい関係性はうまくできていると思います。今は本当に森本と(松田)力は本当にやりやすいというか、自分のタイミングにすごく合いやすいし、逆にもっと言えば僕が彼らのタイミングにもっと合わせていかないといけないかもしれないですけど」と、初めて公式戦で2トップを組んだ2人について話した。
千葉の一員としてプレーするのは2007年シーズン以来となるが、さまざまな経験を積んできた選手として今季にかける想いを2月25日に聞いた時、水野は千葉で先輩たちに助けられたことも例に挙げて、こんなふうに話していた。
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