写真:関塚隆監督がホワイトボードを使い、カウンター攻撃の攻防についての練習の意図や内容を説明するのを選手全員が集まって聞いている
梅雨明けはまだにもかかわらず、真夏のような陽射しが照りつけ、気温は30℃超えの猛暑日という過酷な状況下での7月15日のトレーニングは10時開始。諸事情で筆者がユナイテッドパークに到着したのは10時半になってしまったが、練習はウォーミングアップのフィジカルトレーニングを終え、そのあとの連係に関する練習が終了する頃だった。
写真:3対3+フリーマン2人の練習でフリーマンとしてプレーしていた佐藤勇人選手と町田也真人選手(青のビブスの2人)
10時44分頃から始まったのは、ピッチの約3分の1サイズでフリーマン2人が加わっての3対3の攻防。小倉勉ヘッドコーチから守備陣にクリアする時のボールの蹴り方について「遠くへしっかり飛ばすこと。ワンバウンドでもいいから角に向けて飛ばすように」という指示があった。ボールがピッチ外に出るとすぐに次のボールが出てきて選手は頭も体も休む暇がなく、さらに守備陣は攻撃陣がプレッシャーをかけてくると自分が考える以上に指示どおりにはボールを蹴り出しにくくなる。守備陣の隙を突いた攻撃で谷澤達也がゴールを奪うと、選手たちから「ヤザ!ナイス!」という声が飛んだ。守備側の選手がキックミスをしてクリアボールがサイドではなく中央へのグラウンダーになってしまうと、関塚監督から「フリーで蹴れるかどうかだ。これができないと試合でどうする!」という叱咤の声。相手の攻撃が続きそうな時や味方の状況が悪い時、しっかりと大きくクリアボールを蹴って態勢を立て直すことが守備陣に求められる。
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