15時30分からの午後練習が始まるまでは真夏のような陽射しが照りつけ、とても暑かった5月20日の9時30分からの午前練習はフィジカルトレーニングが行われた。
そのフィジカルトレーニングのメインは、フィールドプレーヤーのゴムチューブで負荷をかけたもの。自分の体とゴムチューブでつないだ選手を引っ張りながら他の選手が投げるボールを足や頭で返すのを連続で行なったり、ゴムチューブでつながれている選手を引っ張る状態でダッシュしたりする。このメニューは体を前向きにしてやったり、後ろ向きにやったりという変化も加えられ、時間の経過とともに選手の疲労は極限状態へ。そんな選手の様子を見ていた里内猛フィジカルコーチは「ここでサボったら試合で動けなくなるぞ!」と声をかけた。きつい中でも選手が声をかけ合っているが、ここでターゲットにされたのがイジられ役の北爪健吾選手。みんなからもっと頑張るように「健吾ー!」と何度も声をかけられ、必死に田中佑昌選手を引っ張っていた北爪選手は、ゴール地点まで到達すると「きついでしょー!」と叫んでいた。また、オナイウ阿道選手に引っ張られていたネイツ ペチュニク選手はわざと余計に体重をかけて踏ん張り、それは勘弁してほしいオナイウ選手は「ネイツー!」と叫びながら頑張ってゴール地点に到達した。
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