〇小林慶行監督
Q:ルヴァンカップ1回戦は(鹿児島に0-1の敗戦と)本当に残念な結果に終わってしまって、1つの大会が終わってしまったのですが、それでも試合は続いていくというところで、前を向いて行くことが本当に必要なことだと思います。3月は7試合と試合が多いということで総力戦ということを考えると、ルヴァンカップで今季初めて試合のピッチに立った選手もいる中で、負けた試合でも自分たちがやれていた部分、選手個々やチームとしてなど収穫もあったと思います。その収穫について教えてください。
「まず一番はカップ戦はもう勝たなければ終わりという大会だと思うので、負けて何が残るんだというようなところが大前提にはあると思います。やっぱり勝たなければ俺たちは残れないというか、次のステージに進めなければもう終わりというものだったので。それが大前提にある中で、じゃあ、チームとしてどうだったんだというところでは、自分たちがベースとして続けている部分、走ることであったり、目の前の相手に負けるなよということであったりとか、そういう部分ではもうしっかりと選手たちは表現してくれたなと思っています。それが90分プラスアルファ、選手が変わっても表現し続けられたということが、自分の中ではチームとしてやろうとしたことを選手がしっかりと表現してくれているということで、それが人が変わっても表現してくれているということが、収穫というようなところなのか、確認というところなのか、分からないですけど、でも、自分の中ではその部分ではすごくポジティブだったなと思います。ただ、あのゲームに関して言うと、じゃあ、どういう部分はしっかりと表現で効きました。でも、そこから自分たちが相手に勝つためには、やっぱり自分たちがボールを持った時に空いているところにボールを運べないとダメだし、そのための止めて蹴るの技術なのか、もしくは判断のところなのか、ターンできるのにターンできないとか、そもそもピッチ状況もあったかもしれないけれども、少しやりづらいという話は聞いていたので。そうは言っても、相手も同じピッチで戦っている。もちろん相手のホームスタジアムという利点はあると思うんですけど。その中でもそういう技術を発揮できるのか。判断でしっかりとそれをいいところへボールを運べるのか。そういうところでやっぱり自分たちがちょっとずつ流れを持っていけるかどうかというところになってきたと思うんですけど、それがやっぱりなかなかできなかったがために、ずーっとハイテンポだったというか、お互いが背後、背後という展開が続いたなというところなので。
あとは、その中で本当に誰が自分たちのリズムに持っていくために、相手のプレッシャーをパッと止めるような技術を見せてくれるのかとか、相手を1枚剥がしてくれるのか、剥がすまではいかなくても相手をずらすためのドリブルを横にするとか、いろんな技術があると思うんですけど、そういうことを誰がやれて、少しずつ自分たちがボールを持つ時間が長くなったりとか、攻撃の時間が長くなったりとか、相手に脅威を与えられるようになるとか、そういうことがどれだけできるかというところになったと思います。その部分が発揮しきれなかったなというところだと思います」
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