※まず筆者の体調不良などの私的な問題で、2021年になってからの更新が滞っていたことを深くお詫びいたします。
1月14日、ユナイテッドパークで千葉の2021年新体制発表が行なわれた。登壇者は、第1部が森本航代表取締役と鈴木健仁ゼネラルマネージャー、第2部は尹晶煥監督、そして第3部はコンディション不良で不参加となった小田逸稀を除く9名の新加入選手だった。今回はその新体制発表での発言などから、問題点を含めた今季の展望を考察する。
昨季は14位と大苦戦も今季で目指すのは『J1昇格』
新体制発表の場で改めて明らかになった今季の目標は『J1昇格』だ。昨季、クラブは尹晶煥監督を招聘し、2017年シーズンから2019年シーズンの途中まで指揮を執ったフアン エスナイデル元監督が指導した攻撃サッカーから、守備をベースにした戦術のサッカーへと方向転換を図った。だが、攻撃サッカーのために集められた選手が多かったこともあり、新戦術の浸透には時間がかかった。結果的に昨季の最終順位は14位となり、J1昇格争いに絡むことはできなかった。さらに、今季も昨季と同様にJ1参入プレーオフは開催されないため、2位以上にならないとJ1昇格は達成できない。そういった点を踏まえて、今季から就任した鈴木健仁ゼネラルマネージャー(GM)は「昨季の順位を考えた時に優勝というのは大変なハードルだと思う」と話しながらも、高い志を持つという意識付けもあって、1月14日の全体トレーニングの開始前に選手やスタッフには「今シーズンは必ず2位以内、自動昇格圏内、そして優勝を目指して戦っていきたい」と話したという。
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