●前田英之社長:
「皆さん、こんにちは。ジェフユナイテッド千葉の前田でございます。本日はお寒い中、またお忙しい中、メディアの各社様にお集まりいただきましてありがとうございました。
来季の指揮を今、ここにいるフアン エスナイデル氏に執っていただくことに決定をいたしました。ここまでの経緯について若干お話をさせていただきますと、私共としてはここ数年のチームの成績、そして来季に向けてクラブとしてどのようなクラブを目指していくのかといったことを縷々、経営陣、そしてチームを統括する髙橋悠太ゼネラルマネージャー(GM)と議論を重ねてまいりました。そういった中でチームとしてどうあるべきかということから、指導者として必要な求められる特性といったものを抽出し、そこで来季の指揮を執ってもらう指導陣の編成についてリストアップし、最終的には複数名に絞った中でGMによる面談、最終的には私と面談をすることを通して最終的にフアン エスナイデル氏に白羽の矢を立てたということでございます。
ホームの最終戦でも申し上げたことですけども、やはり来季に向けてしっかりと戦う集団にしていくというのが私たちの1つのテーマです。そういった中で、チームの集団としての士気、モラルをどうやって上げていくのかということ、また、そのために日々の練習、集団としての凝集性、一体感を高めていくためにどのようなアプローチが必要なのか、そういったところについて引き出しも多く、また、何よりも情熱的なフアン エスナイデル氏がジェフの指導者としてふさわしいだろうというふうに判断をしました。やはり個人、集団として屈強な集団を目指すということ、併せてやはり1つになってつらい時も苦しい時も士気をしっかりと高く維持をしながら戦い抜く戦闘集団にしていくといったことで、私としてもフアン エスナイデル氏の手腕に大きく期待をしているところでございます」
●フアン エスナイデル監督:
「こんにちは。前田社長、そして髙橋GM、本当にありがとうございます。ここにいることを名誉に思います。スペインで髙橋GMとミーティングをした時から、サッカーに対する価値観、それに対してジェフがどのようにしていくかという価値、目標をいろんな点で髙橋GMと共感することができました。
ジェフが歴史のあるクラブだということは聞いていました。歴史のあるクラブということで強いクラブにしなければいけないと思っています。その挑戦というのが私がここに来る1つのモチベーションとなりました。この千葉に来た時から皆さんのおもてなしがとてもよくて、これで必ず目標が実現できると確信しました。髙橋GMには改めてもう一度感謝をします。
もちろん私の目標としてはクラブが目標とすることを達成することです。早く練習をしたいと思います。早く練習をできれば、それだけ早くチームのことを知ることができますし、いいチーム作りができると信じています。チームがうまく機能して、もちろんアシスタントコーチとしてマルコス、ギジェルモ サムソも(同時に就任して)いるのですが、彼の協力も得てやっぱり楽しみつつ目標を達成するという個と念頭に置いてやりたいと思います。今一度、本当にありがとうございます」
【質疑応答】
●髙橋悠太ゼネラルマネージャー:
Q:いくつか監督候補をリストアップされた中で、フアン エスナイデル監督に決めた最大の決め手は何だったのか教えていただけますか。
「まず、具体的に経緯からお話しすると、実際ヨーロッパに渡って4名の監督候補と面談をしました。その際に、まず、ジェフの今の選手が持っている『サッカーに対する価値観』を大きく変えられるかというところ、あとはしっかりコミュニケーションをとって、逆にこちらをリスペクトする姿勢があるかというところの2点を、実はすごく重要視していました。
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