前節(第34節)で対戦した大宮を始め、磐田、C大阪、長崎、金沢など前節終了時で千葉よりも上位、もしくはすぐ下にいるJ1昇格争いのライバルとのJ2リーグ後半戦の対戦で勝ちきれずにいた千葉にとって、今節の1勝は非常に大きな勝利だ。J2リーグ戦は残りがまだ7試合あり、その全てが厳しい戦いになるだろう。だが、他のチームの結果もあって今節終了時点でJ1昇格プレーオフ進出圏内の5位に浮上できた。開幕前はJ1自動昇格を目指してきた千葉にとっては悔しいことだが、今はまずJ1プレーオフ進出圏内にいることが重要。そして、その位置からさらに上を狙えるように勝っていくしかない。
千葉は前節のスタメンから森本貴幸、金井貢史が外れ、ネイツ ペチュニクが2トップの一角に入って左サイドハーフは井出遥也、左サイドバックは第32節以来となる中村太亮がスタメンとなった。愛媛は右ウイングバックを玉林睦実から村上佑介、3トップの一角を西田剛から瀬沼優司に変更。その愛媛は前回対戦とは違って高い位置から激しくプレスをかけてきたが、千葉はそれをかいくぐるように選手が動きながらパスを回そうとした。それもあってか、千葉は前回対戦のようにボールを『持たされる』というのではなく、ボールを『持つ』状況で試合を進めることができた。
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