8月29日の天皇杯1回戦・東京国際大学戦で、千葉は50分、安柄俊がファウルを受けてPKを得た。キッカーを務めたのは森本貴幸だったが、残念ながら彼が蹴ったボールは右のゴールポストの横に外れ、1-0でリードしていた千葉は追加点を取るチャンスを逃した。その後、千葉は64分に町田也真人が、そして35分に先制ゴールを奪っていた安柄俊が79分に追加点を取って、最終的には3-0で勝利。森本のPK失敗は勝敗を左右することなく終わった。
サッカーの試合でPKの場面はそうそうないだけに、そのPKが決まるかどうかで両チームには大きな影響が出る。だからこそ両チームの選手やスタッフも、そして両チームのファンやサポーターもPKの瞬間を祈るように見守る。だが、千葉はかつて1試合に5回もPKがあった試合を経験していた。2002年7月27日に市原臨海競技場で開催されたJ1リーグ1stステージ第11節・磐田戦だ。
その試合の市原(当時)のメンバーは、スタメンがGK櫛野亮、DF斎藤大輔、ミリノビッチ、吉田恵、MF坂本將貴、阿部勇樹、武藤真一、村井慎二、羽生直剛、FW大柴克友、和多田充寿、サブメンバーがGK立石智紀、DF結城耕造、MF長谷部茂利、増田忠俊、FW林丈統。磐田のメンバーは、スタメンがGKヴァン ズワム、DF鈴木秀人、田中誠、大岩剛、MF西紀寛、福西崇史、服部年宏、金沢浄、藤田俊哉、FW高原直泰、中山雅史、サブメンバーがGK山本浩正、DF山西尊裕、MF名波浩、ジヴコヴィッチ、FW川口信男。ちなみに、主審はJリーグが招聘したデンマーク人のフィスカー氏だった。
読者コメント