※筆者の体調不良のため、第17節・栃木戦のスタメン発表後の作成と、たいへん遅くなってしまったことをお詫びいたします。
秋葉忠宏監督就任後は8試合負けなし(6勝2分)と絶好調の清水と対戦した前節(第16節)の千葉は、前半には清水にボールを保持されて主導権を握られたものの、最後のところでは体を張って守り、粘り強く戦った。清水には前半に複数の決定機を作られたものの、千葉の選手が体を寄せるなどした影響もあり、清水は決めきれずに後半に突入。後半は千葉がプレッシャーのかけどころ、ポジショニングを修正して攻守に取り組んだこともあり、前半ほどには清水ペースにはならなかった。ただし、千葉はパスの出し手と受け手の連係、ラストパスの精度、清水の連動性のある守備もあって、なかなか決定機を作れない。前半と後半に椿直起が決定的なシュートを打ったが、前半はシュートがブワニカ啓太に当たってしまい、後半はゴールポストに当たってしまった。
また、この試合では再三あった西久保駿介のロングスローは清水の選手のヘディングにはね返されるなど、そのチャンスを生かせていなかった。しかし、88分、交代出場していた小森飛絢の動きの影響もあって、ロングスローのボールがピッチに落ちて跳ねると、それを鈴木大介が胸で落としてパスにする。それを拾ったのは交代出場の米倉恒貴で、見事なジャンピングボレーで自ら35歳の誕生日を祝うバースデーゴールをゲット。土壇場で先制した千葉はその後、落ち着いた戦いぶりで試合のクローズにかかり、直近2試合で14得点、第15節終了時点で33得点とJ2リーグ最多得点の清水を無得点に抑え、2試合連続無失点での勝利で今季初の連勝となった。
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