千葉にとっては開幕戦以来となる、本当に久しぶりの勝利だった。3連戦の3試合目とあって疲労の蓄積を考慮するなど、1-3で敗れた前節(第9節)の藤枝戦から複数のスタメン変更がある中、攻守でリスク管理の意識を強めたことによるプレーの変化も見られた。東京Vの前からのプレッシャーをもろに受けないため、GKの新井章太やディフェンスラインはパスをつなぐビルドアップではなく、前へロングパスを蹴るのが目立った。それによって相手ボールになり、特に後半は東京Vがボールを持つ時間が長くなるというマイナス面は確かにあった。しかし、前半にブワニカ啓太が先制点をあげていた千葉は、ボールを『持たれている』のではなく『持たせている』という考え方でブロックを築いて守った。結果的に公式記録の東京Vは前半の1本のみで、千葉は1-0の無失点勝利。試合内容に課題は残るもののチームの底力を見せ、藤枝戦の完敗から立ち直る、大きな1勝となった。
小林慶行監督「アタックのところのクオリテ…
■明治安田J2リーグ 第7節 3月28日(日)熊本vs千葉(15:00KICK…
読者コメント