21位に転落し、最下位の徳島と対戦した前節(第8節)の千葉は、試合の入りから狙いとしている前からのプレスによるボール奪取、田中和樹や日高大がサイドのスペースをうまく突く攻撃などを展開し、主導権を握って戦った。だが、ボールホルダーによる寄せの甘さから、12分に徳島の西谷和希に見事なロングシュートを決められて失点。それでも、36分、新井一耀が小森飛絢の動き出しを生かしたロングパスを出し、小森がうまく同点ゴールを奪ったが、その際に右足首を負傷して無念の交代となってしまった。しかし、小森に代わって出場した呉屋大翔が見木友哉との冷静な状況判断による連係プレーから、52分に泥臭く逆転ゴールをゲット。後半の千葉は、後半開始時の選手交代でフォーメーションを変えた徳島に粘り強く対応し、『3点目』を取りに行ったものの、再三の決定機も徳島のGKの田中颯を中心とした粘り強い守備にも阻まれ、追加点を奪えない。逆に79分、西谷のサイドでの突破を許し、交代出場の柿谷曜一朗に同点ゴールを奪われてしまう。結局、2-2の引き分けに終わり、2得点したものの決定力不足の課題に加え、マークすべき選手への寄席の甘さという守備面の課題も露呈して、21位からの浮上はかなわなかった。
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