勝ちきれなかった。追加点として、あと『1点』を奪うか。先制後に『1点』を失わずに守りきるか。そのいずれかを遂行すれば勝ちきることができた。それだけに、得た勝点が1にとどまり、前節(第6節)終了後にJ3自動降格圏内(21位と22位)の一つ手前の20位にまで順位を下げたことは非常に悔やまれる。とはいえ、チームが勝ちきるための采配で試行錯誤する小林慶行監督が、今節の相手の岡山との戦いを考え、スタメンに風間宏矢を起用したことは奏功した。小森飛絢の先制点には直接絡むことはなかったが、風間のポジショニング、パスなどのプレーが千葉の攻撃の活性化に大きく貢献したことは明らかだ。今季、交代出場で特長を発揮することが多かった風間を評価し、スタメンに選んだ小林監督の決断はうなずけるものだった。また、選手たちがシュートを多く打ててはいても、それをゴールに結びつけられず、勝ちきることができなければ意味がないと、改めて試合中に強く意識し、ハーフタイムにそういう話をしたというのも大きかった。結果は1-1の引き分けで臨んだものとは違ったが、今節では小林監督も選手たちも前節よりは一歩前に進んだ印象のある一戦だった。
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