小林慶行新監督のもとで始動した新チームが、今季のサッカースタイルを特に守備面で色濃く披露し、競り勝った一戦となった。昨季は決定力不足による得点力不足に泣くことが多かった千葉だが、このちばぎんカップではシュート数3本で3得点。しかも3得点のうちの2得点は、柏のディフェンスラインのミスを見逃さず、ゴールに結びつけたものだった。その一方で、ボールを保持できる時間帯はありながらも、パスをつないで柏の守備を崩し、フィニッシュに持ち込むという攻撃は、選手個々のミス、そしてチーム戦術の浸透具合による連係ミスもあり、思うようにはシュートで終われる形を作れなかった。また、2失点の場面では、今季は『人に強く行って、1対1のバトルで負けない』守備を目指す中、ゴール前で柏の選手をフリーにさせてしまう甘さが出たものだった。J2リーグ開幕を1週間後に控えた時期のプレシーズンマッチであるからこそ、当然ながら攻守ともに課題が残ったが、昨季からの変化は十分に感じさせられる勝ち試合だった。
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