千葉の今季の公式戦もついにラストゲームとなった。前節(第41節・琉球戦)は、J2残留を目指す相手とJ1参入プレーオフ進出圏内入り(3位から6位)を目指す千葉のどちらも勝たなければ、それぞれの目標達成の可能性が完全に消滅するという一戦だった。千葉は0-3と完敗した第40節・秋田戦の反省を生かし、球際での勝負、セカンドボールの回収というところを修正し、攻守に前向きなスタイルで臨んだ。それでも、琉球の狙いであるクロスから警戒すべき野田隆之介に先制点を奪われたが、前半終了間際に田邉秀斗のオーバーラップからのクロスを受けた高木俊幸が、前に上がってきた熊谷アンドリューに落としのパス。そして、熊谷が見事なコントロールショットで同点ゴールを奪った。そして、後半には琉球のCKからカウンター攻撃を仕掛け、チャン ミンギュのパスを受けたチアゴ デ レオンソがうまくDFとGKの位置を見てシュートを決め、逆転ゴールを奪取。その後の琉球の反撃にしっかり対応して、今季2度目の逆転勝利を収めた。だが、J1参入プレーオフ進出圏内入りを目指すほかのチームの試合結果によって、千葉のJ1参入プレーオフ進出圏内入りはならず、来季も千葉はJ2の舞台で戦うことになった。
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