千葉は苦手とするタイプの秋田に勝てず、連続3失点を喫しての敗戦となった。序盤は立て続けに決定機を作るなど、優位に戦えていた千葉だが、次第に秋田のロングボールの攻撃に押され、流れを奪われてしまった。勝ちきりたいはずの千葉だが、後半もその流れを変えることができず、相手を脅かすような攻撃ができない。選手交代でも流れを変えられず、公式記録では後半に放ったシュートは交代出場のチアゴ デ レオンソのわずか1本。『1点』を返すことすらできずに、前回対戦(第16節でスコアは0-1)と同様に無得点で敗れ、0-3というスコアになったことから、試合前は+2だった得失点差は-1と大きく減った。今節終了時点でのJ1参入プレーオフ進出圏内でターゲットにするチームは仙台から徳島に変わり、徳島との勝点差は4であることから、J1参入プレーオフ進出圏内入りに望みはつないだ。だが、得失点差によって順位は9位から10位に下がり、千葉が上回らなければならないチームは徳島、7位の仙台、8位の山形、9位の東京Vと3チームから4チームに増加。非常に厳しくなった状況で、次節(第41節・琉球戦)を迎える。
千葉の今節のスタメンは、1-0で水戸に勝った前節(第39節)から1人だけの変更となった。左ウイングバックが秋山陽介からダニエル アウベスに変わったのだが、その変更理由について尹晶煥監督は試合後の記者会見で記者の質問に答える形で、秋田はロングボールの攻撃が多いことへの対策と明かした。一方、秋田の今節のスタメンも、2-1と熊本に競り勝った前節(第39節)から1人だけの変更となった。前節の左サイドバックの小柳達司に代わってスタメンとなった加賀健一が右サイドバックに入り、前節は右サイドバックだった才藤龍治が左サイドバックに入った。
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