必勝を期しているはずなのに『負けられない戦い』という言い方が世にはびこる中、J1参入プレーオフ進出のためには『勝たなければならない戦い』が続いている千葉にとって、ここまできたら試合内容よりも結果が何よりも重要だった。そして、今節の千葉は試合内容を見ると決して褒められたものではなかったが、対戦相手の岩手よりも1点多く取り、勝ちきって結果を出した。前節(第35節・金沢戦)では試合中の修正や改善がうまくいって主導権を握れた千葉だが、今節では思うように修正や改善ができず、試合の流れをつかむことができなかった。それでも、粘り強くプレーし、時には岩手のミスにも救われながら、勝点3をつかみ取った。取り組むべき課題、以前から取り組みながらもクリアできていない課題は、今節でも見られた。次節(第37節・山形戦)まで時間はなく、課題のクリアは難しいかもしれない。だが、今節で千葉が見せた『勝ちきる力』はJ1昇格には必要不可欠なものであり、これを強くなっていくことに期待したくなる一戦となった。
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