千葉にとっては『1点』が遠く、『1点』に泣いた敗戦となった。新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が続出し、第32節・金沢戦と第33節・栃木戦が中止となった長崎を相手に、前半は千葉がペースをつかんだ時間帯が多く感じられた。だが、シーズン終盤となっても依然として課題となっている攻撃の連係、選手個々のプレーの選択の問題もあって、決定機を思うように作れない。後半は、試合開催が久しぶりだったり、今節がJ初出場や初スタメンだったりという長崎の選手たちが、試合勘を取り戻したり、J2リーグ戦の感覚に慣れたりしてきた長崎が反撃。それでも、長崎も決して多くの決定機を作れたわけではなかったが、ここぞというところで『1点』をもぎ取った。そして、それこそが近年の千葉に欠けているものだった。複数得点&無失点で勝つ試合もあるが、ここで『1点』を取ればというところで取れず、引き分けに終わったり、負けたりする試合が少なくない。そして、そういうチームはやはりJ1に昇格することはできない。もちろんまだJ1昇格の可能性は残っているが、千葉の力不足を痛感させられ、J1参入プレーオフ進出を狙うライバルの長崎に勝点3を献上した、非常に悔やまれる敗戦となった。
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