第25節でJ1昇格争いのライバルとなる新潟に2-1と競り勝ち、まずはJ1参入プレーオフ進出圏内の定着を意識できるところまで順位を上げてきた千葉だが、第26節では対戦成績で相性がいいとはいえない栃木に0-1と無得点で敗れた。そこでしっかりと仕切り直して再び浮上したかったにもかかわらず、試合内容では千葉が上回っていたものの、前回対戦(第9節)では1-1の引き分けに終わった横浜FCとの再戦となった第27節は、今季最多失点となる0-4の大敗。大分に2-0から2-3というショッキングな逆転負けを喫した第24節からしっかりと気持ちを切り替え、前述の新潟戦のように望む勝利という結果を出した『リバウンドメンタリティ』を再び発揮したかった千葉だが、7月23日に開催予定だった第28節・甲府戦は、甲府に複数の新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が出たことから試合開催のエントリー要件を満たせなくなったため中止となった。
1試合中止となったことで得たトレーニング期間を含め、今節の岡山戦に向けてチームは攻撃面のオーガナイズに関して質を高めるべく取り組み、共有すべきところを改めて話し合うなどしたという。実際のところ、今節の前日(7月29日)まで、7月28日には選手に新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が1名とその濃厚接触者が1名、7月29日には新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が1名出ており、今節に向けてのトレーニングの成果を発揮しきれるか微妙な状況のようだ。しかし、それでもJ1昇格達成のためには勝点3を取り続けていくことが必要不可欠。誰がスタメンとなり、ベンチ入りのメンバーになるにしても、トレーニングで取り組んできたことをより多く体現することが重要だ。
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