2-0から2-3というショッキングな逆転負けを喫した第24節・大分戦の翌節である前節(第25節)の新潟戦。パスをつないで攻める一方で守備も堅く、第24節終了時点で2位と好成績の新潟にボールを保持され、耐える時間が長くなることは戦前から予想された。だが、先に決定機を作ったのは千葉で、13分、FKからのブワニカ啓太の決定的なヘディングシュートが新潟の小島亨介にセーブされると、こぼれ球を拾った西久保駿介がシュートを決めて先制。だが、その9分後にゴールマウスに対して角度のないところから直接FKを決められ、同点になってしまった。
その後は新潟が押し気味に試合を進めたが、尹晶煥監督は後半開始時に2人の選手交代を行ない、守備時は5バック気味の3バックにフォーメーションを変更。チーム一丸となって我慢強く、粘り強く守り、新潟がボールを持つ時間が長くても、決定機は多く作らせなかった。60分、田口泰士のCKはクリアされたものの、こぼれ球を拾った秋山陽介が思い切りよくシュートを打つと、ゴール前にいた櫻川ソロモンが左足のヒールでコースを変えて追加点をゲット。ホームゲーム10連勝中の新潟が、6分のアディショナルタイムも含めて、同点、そして勝ち越しを必死に狙うも、千葉は得点を許さずに2-1で勝ちきった。
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