猛暑という試合環境を考慮した狙いどおりにセットプレーからゴールを奪い、今季初の3得点となったものの、新井章太の愚かな行為による退場劇、その影響が大きかった試合終了直前の失点によって、千葉にとっては勝ち試合にもかかわらず後味の悪さが感じられた一戦となった。とはいえ、前節終了時点の暫定順位は千葉が8位で、東京Vが11位ではあったものの勝点差はわずか2で、今節で千葉が敗れれば東京Vと順位が入れ替わる状況下で、負傷欠場者が多い千葉がしっかり勝ちきったことは大きい。J1昇格プレーオフ進出圏内の6位以内が見えてきたからこそ、今のチームのいい流れに水を差すような新井章の個人的な感情をコントロールできなかった行為はあまりにも愚かだった。
今節の千葉のスタメンは、1-1で大宮に引き分けた前節(第22節)とまったく同じだった。負傷箇所が回復してきた選手もいるとはいえ、試合をこなせるコンディションまでへの回復状態を考慮すると、ベンチ入りのメンバーも含めて変更しにくかったのだろう。一方、今節の東京Vのスタメンは、3-0で山口に勝った前節(第22節)から2人の変更となった。右サイドバックが深澤大輝から、本来はセンターバックでU-21日本代表としてAFC U-23アジアカップ ウズベキスタン2022に出場した馬場晴也に変わり、3トップの右サイドがバスケス バイロンから前節で1得点している小池純輝に変わった。
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