第13節・大分戦、第14節・徳島戦と試合内容が悪く、連続無得点で連敗した反省を生かして臨んだ第15節・岡山戦で、攻守に『前へ』のアグレッシブなサッカーを披露し、1-0で勝ちきった千葉。うまく切り替えができただけに、そのいい流れを継続したかった前節(第16節・秋田戦)だったが、ロングボールを前線に蹴り、セカンドボールを拾っての勝負に持ちこむ秋田にペースを握られた。球際のバトルではフィジカルコンタクトの激しい展開が続き、田口泰士が連続で欠場する中、小林祐介が奮闘したものの、30分に熊谷アンドリューが脳震盪の疑いで髙橋壱晟と交代。千葉が最後のところでしっかり対応して秋田に効果的なシュートを打たせない一方で、攻めながらも流れの中からの定機をなかなか作れない時間帯が続いた。
後半も千葉が押し気味に試合を進めるものの、フィニッシュに持ちこむ過程でミスが出たり、ラストパスやシュートの精度を欠いたりして、ボール保持の時間は長いものの、思うように決定機を作れない。逆に73分、秋田にセットプレーからの流れのプレーで、ワンチャンスを確実に決められて失点。その後、反撃する千葉が2度の決定機を作るも決められず、82分、髙橋はボールに関わるプレーの際、秋田の武颯に頭を蹴られて転倒し、88分に負傷交代となった。後日のリリースによると、髙橋は左鎖骨骨折で全治2~3カ月の診断の負傷だった。交代出場の西久保駿介のロングスローを含めたセットプレー、パワープレーなどでゴールを狙うも無得点に終わり、千葉は0-1で敗れた。
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