ジェフ便り

【千葉vs東京V】レポート:技術と対千葉戦術が優れた相手に先制され、反撃を仕掛けるも無得点で課題が残る敗戦

【千葉vs東京V】プレビュー:連勝で勢いのある相手のサイド攻撃に対応し、相手にとって嫌なところを突いて攻めたい

2021年06月13日 10:20 by akanuma_keiko

第16節終了時点で同じ勝点23ながらも、得失点差の差で9位の千葉が8位の山形と対戦した6月6日の前節(第17節)。おそらくスカウティングの情報以上に、山形はダブルボランチの藤田息吹と南秀仁が縦パスを入れての中央の攻撃を仕掛けてきた。それに対して、千葉は最後のところでしっかりはね返せばいいと割り切って対応。後半開始から千葉の尹晶煥監督は、ダブルボランチの一角の田口泰士に代えて入れた小林祐介をアンカーに置き、フォーメーションを3-4-2-1から3-1-4-2に変更。うまくポジションをとる山形の山田康太とダブルボランチをケアして反撃すると、59分に見木友哉の大きな展開のパスを受けた安田理大のクロスボールから、ポジションをシャドーから2トップの一角に変えていた船山貴之がヘディングシュートを決めて先制した。だが、79分、試合中の選手交代に伴うポジション変更で左サイドハーフから右サイドハーフに変わっていた中原輝に、カットインから見事なシュートを決められて失点。終盤には交代出場の岩崎悠人に2度の決定機があったものの決めきれず、1-1の引き分けに終わった。

そして、6月9日の開催の天皇杯2回戦・大宮戦では、尹監督は前述の山形戦でもスタメンだったのはチャン ミンギュだけというほど大幅にスタメンを変更。大宮もJ2第16節・金沢戦でもスタメンだったのは山越康平と翁長聖だけという大幅なスタメン変更を行なったが、試合でペースをつかんだのは大宮だった。千葉は前線からのプレスがうまくハマらず、攻撃に転じても選手個々のプレーと連係の両面のミスが出て、なかなかシュートまで持ちこめない。その一方で、大宮のラストパスやシュートの精度不足にも助けられ、73分の2人の選手交代の際に、フォーメーションを3-4-2-1から3-1-4-2に変更して修正を図った。それでも完全にペースをつかむことはできなかったが、77分、CKを得ると矢田旭、小島秀仁とショートコーナーを使い、小島のクロスボールにチャン ミンギュが飛び込んで合わせてプロ初ゴール。その後の大宮の反撃を抑えて1-0で勝ち、3回戦進出を決めた。

J2第17節では勝ちきれなかったものの、天皇杯2回戦では負傷から回復した熊谷アンドリュー、そして鈴木椋大、矢田など今季初の公式戦出場の選手、新井一耀や溝渕雄志など試合出場が少ない選手が多くスタメンにいる中、きっちりと無失点勝利を獲得したことは大きい。また、センターバックの人数不足から髙橋壱晟が3バックの左サイドに入り、6月11日の練習後のオンラインでの囲み取材で、大宮はベストメンバーではなかったことを自ら口にしながらも、センターバックでのプレーには「そつなくこなせた」と自己評価した。選手の状態を見極めるテストを行ないながらも結果が出たことは好材料だ。

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