山口と対戦した前節(第12節)で、千葉の尹晶煥監督は前線に第3節・秋田戦以来のスタメン出場となる船山貴之、そして第11節・新潟戦でJデビューを果たしたサウダーニャをスタメン起用。結果的にこの起用が当たった。試合勘やコンディション、そして他の選手との連係はまだまだではあったものの、サウダーニャは独特のリズムでのドリブルでの仕掛け、シュートを積極的に狙う姿勢で攻撃を活性化。そのサウダーニャをサポートしながらプレーしていた船山は、40分、岡野洵のクロスボールからヘディングシュートを決めて先制点を奪った。第11節・新潟戦ほどは前から激しくプレッシャーをかけず、相手の攻撃の形やコースを限定する守備を行なった。その効果もあって山口には多くの決定機を作らせず、『1点』を守りきって無失点勝利を獲得し、連敗を2で止めた。
前節で千葉は同勝点の山口との戦いだったが、今節で対戦する岡山は前節終了時点で千葉と同じ勝点15(戦績は4勝3分5敗)。ただし、得失点差の差(千葉は-3で、岡山は±0)で岡山が千葉の1つ上の順位(11位)となっているところも、前節と同じ状況だ。千葉としては今節で勝ちさえすれば、岡山を上回ることができる。
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