開幕から9勝1分と負けなしで首位に立つ新潟と対戦した前節(第11節)の千葉は、アンカーシステムでの3-1-4-2のフォーメーションで臨んだが、ピッチの横幅いっぱいまでうまく使う新潟にプレスをかわされ、アンカーの小林祐介の両脇のスペースを突かれて攻められた。開始早々の5分には、CKからゾーン守備ならではの千葉の選手と選手の間の空間に入りこまれ、新潟の谷口海斗にヘディングシュートを決められて失点。15分頃からダブルボランチの3-2-2-3のフォーメーションに変更し、プレスをかける際の役割を明確にして修正を図った。その効果もあって千葉が攻める時間が増えたものの、決定機を作るまでには至らない。後半には小田逸希のクロスボールから櫻川ソロモンのシュートという決定機をようやく作ったが、新潟のGKの阿部航斗のセーブに阻まれる。すると63分、新潟の本間至恩のドリブル突破、谷口の意表を突くコースのシュートと、うまくカウンター攻撃のチャンスをモノにされてしまう。千葉はブワニカ啓太、そして初のベンチ入りでJデビューとなったサウダーニャを交代出場させてゴールを狙ったが、最後まで得点できずに0-2の敗戦。2試合連続無得点での連敗となった。
読者コメント