千葉にとって攻守ともに悔いが残る敗戦となった。もちろん敗戦は悔いが残るものには違いない。だが、新潟との力関係や両チームの特徴を考えれば、千葉は先制してこそ勝利の可能性が高まるのに、5分と早い時間に警戒していたはずのセットプレーでキーマンの谷口海斗に決められて失点。そして、攻撃面では、試合全体でも新潟の9本を上回る11本、猛攻を仕掛けた後半だけで9本のシュートを打ちながらも無得点に終わった。それには、ここぞというところで決めきるための注力の仕方やシュートの精度の問題もあるが、いかに相手の想定内ではなく意表を突くようなフィニッシュに持ちこめるかという問題もある。フィニッシュに関わる部分での選手の技術やアイデアがどうなのか。千葉の得点力不足には、そういった『個』のレベルという要因もあるだろう。だが、選手の連動性や連係、特にここぞというところでの選手の動き方やスピードなどが、いつまで経ってもなかなか改善されないのを見ると、尹晶煥監督はじめコーチングスタッフが日頃からどのように指導し、どんなふうにトレーニングをしているのか気になる敗戦だった。
【水戸vs千葉】レポート:攻守で前へのハ…
■明治安田J2リーグ 第6節 3月24日(日)水戸 0-0 千葉(14:03K…
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