今季、J3から昇格した相模原と対戦した前節(第10節)の千葉は、前半から3バックの鈴木大輔と岡野洵がボールを持ち上がるなどビルドアップに参加し、ボールを保持して攻める時間が長かった。だが、相模原の三浦文丈監督は、千葉に敢えてそういったビルドアップをさせて、センターバックの選手が上がったあとのスペースを突くカウンター攻撃を狙っていた。千葉は前からのプレスで相模原に思うようにはフィニッシュに持ちこませなかったが、その一方で千葉もまた相模原の粘り強い守備もあって決定機をなかなか作れない。後半開始から大槻周平に代えて櫻川ソロモン、福満隆貴に代えて船山貴之を入れ、攻勢を強めるものの、先制点を奪ったのは相模原だった。ロングスローから千葉のクリアミスがある中、新井章太に2本の決定的なシュートをセーブされたが、3本目のシュートを決めてゴール。反撃する千葉は後半だけで10本のシュートを放ったが、後半だけで8回あったCKに加えて、交代出場のブワニカ啓太のロングスローというセットプレーのチャンスをモノにできない。結局、0-1で敗れて今季初の連勝とはならなかった。
小林慶行監督「アタックのところのクオリテ…
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