前節(第25節・水戸戦)で1-5と大量失点で敗れた千葉にとって、今節での無失点は大きな成果といえるだろう。確かに、プレスをかけに行くスピードや迫力、球際での激しさ、そして守備時の連係など、千葉は明らかに前節よりも良くなっていた。だが、それは尹晶煥監督が就任時に選手に求めていたもので、今節の守備はこれまでも試合によってはできていたレベルでしかない。千葉の守備がレベルアップしたわけではなく、現在の大宮もまた千葉と同様に攻撃面で多くの課題を持っているチームだ。それを考えれば、今節のスコアレスドローという結果と内容は、まさに攻撃に難点があるチーム同士のものだった。
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