覇気や気迫だけで試合に勝てるものではないが、そういったものによってプレーが改善されたり、やるべきプレーが選択されて実行されたりする。それを示したといえる千葉の第12節・磐田戦以来の勝利、そして第11節・松本戦以来の無失点だった。今節での千葉の選手は臆することなく球際で戦い、粘り強く守り、勇気を出して攻めた。ただし、千葉にとって最大の課題は、尹晶煥監督が「選手それぞれの調子の波が大きい」と話しているように、試合ごとに好不調の波が大きく、安定感がないことだ。もちろん対戦相手の戦い方や強さの影響もあるが、千葉の場合はやるべきことをできずに、というよりはやらずに、自ら自滅してしまうケースが多い。だが、そういった悪癖を払拭するきっかけにしたい勝利であることは間違いない。
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