2019年12月13日、熊谷アンドリューの契約更新が発表された。12月12日の本田功輝、安田理大に続いて3人目と非常に早いタイミングでの発表であり、2019年シーズンで主力としてプレーした選手としては最初の発表だった。チームも自分も不振にあえぎ、苦しんだ2019年シーズンをバネに、2020年シーズンこそ大きく飛躍しようとする並々ならぬ決意をいち早くしたことを感じさせるものだった。
2019年シーズンは17位とクラブとしてJ2での最低順位を更新し、不本意なシーズンだったと思う選手がほとんどだろうが、その中でも熊谷は特に悔しい思いをした選手の1人だろう。もともと優れた攻撃センスを持つ選手でありながら、ダブルボランチの一角でもプレーする熊谷は、2017年シーズンに千葉に加入。同じタイミングで千葉の監督に就任したフアン エスナイデル元監督がアンカーシステムを採用したことで、アンカーのスタメン選手に抜擢された。慣れないポジションでのプレーに悩み苦しんだ時、熊谷の手本となったのが佐藤勇人だった。佐藤勇のプレーから学んだことを生かして成長していった熊谷だが、2019年シーズンはチームが試行錯誤する状況下で迷い、悩んでいたように見えた。
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