勝てる試合だった。いや、千葉にとっては勝たなければいけない試合だったし、特に前半の内容を振り返れば勝ち試合にならないのはおかしいといえる試合だった。決定機数を多く作りながらも、シュートの精度不足もあって決めきれず、相手には多くの決定機を作らせていなかったにもかかわらず、ポジショニングやマークなどのミスがあって相手に数少ない決定機で簡単にシュートを決めさせてしまう。今の千葉の攻守の課題が如実に表われた一戦だった。それでも、負けて勝点ゼロで終わりかねなかった試合で、土壇場で引き分けに持ちこんだのは大きい。正直な思いを書けば、J1昇格が目標であるのならば、追いついて引き分けたことを喜んでいるようでは情けないし、勝点1ではJ1昇格への道はますます厳しくなった。だが、現状を考えれば、勝点をまったく得られないことでチームが受けるさまざまなダメージから逃れ、1だけでも勝点を積み上げたという好材料を手に次節に向かえることをプラスに考えるべきだろう。
小森飛絢選手「本当に多くのサポーターが(…
■明治安田J2リーグ 第10節 4月13日(土)千葉 1-1 大分(14:03…
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