攻守にいいところがなく0-2で敗れた第19節・柏戦、そして相手のプレッシャーで狙いの攻撃の形がなかなか作れず、相手のCKとカウンター攻撃の際のマークミスによる失点で1-2と競り負けた第20節・町田戦と、千葉は連敗で前節(第21節)の徳島戦を迎えた。さらに、町田戦と徳島戦の間の7月3日開催の天皇杯2回戦・岡山戦は、町田戦からスタメンを総入れ替えしたが、岡山を上回る数の決定機を作りながらGKの好守やシュートの精度不足で無得点に終わり、ミス絡みの失点で0-3の敗戦。公式戦3連敗の状況下で臨んだ徳島戦で、江尻篤彦監督は監督就任後に3バック(3-4-2-1)に変更していたシステムを4バック(4-2-3-1)に戻した。
まずは失点を減らすべく守備を意識して試合に入ると、スタメンに抜擢されてJリーグデビューとなったJFA・Jリーグ特別指定選手の見木友哉が、GKのファウルを受けてPKを獲得。6分に船山貴之がPKを決めて先制したが、攻守の細部でのミスが響いて試合の主導権を握るまでには至らなかった。徳島が後半開始時に選手交代とともにシステムを4バックから3バックに変更して攻勢を強めると後手に回り、60分に失点して1-1の引き分けに終わった。J2リーグ前半戦終了時点での戦績は5勝8分8敗の勝点23で、18位は千葉がJ2リーグで戦い始めてからの前半戦終了時では最も低い順位となっている。
読者コメント