鹿児島と対戦した前節(第18節)の千葉は、前半から攻撃でいい形を作りながらも、ラストパスやシュートの精度不足、そして鹿児島のGKのアン ジュンスの再三のファインセーブもあってなかなか得点できなかった。だが、ハーフタイムにペナルティエリア内での動きを増やすことを話し合い、臨んだ後半に2つのゴールが生まれた。52分、堀米勇輝がボールをドリブルで持ち運び、右に展開すると茶島雄介のクロスボールからクルーベがヘディングシュートを決めて先制点をゲット。その5分後には、乾貴哉のロングパスをクレーベが頭で落とし、それを拾った堀米のクロスボールを船山貴之が押し込んで追加点を奪った。だが、鹿児島は得意とするサイド攻撃、そしてカウンター攻撃で反撃。64分に左サイドバックの砂森和也が突破し、マイナス方向のクロスボールを入れると、そこに走りこんだ牛之濱拓がシュートを決めて1点を返した。互いにその後も複数の決定機があったものの、千葉は『3点目』を取れなかった一方で複数失点はせずに2-1で勝ちきった。
今季の千葉はこれで波に乗れるかという勝利を獲得しながら、その次の試合で勝ちきれないため連勝できず、順位をなかなか上げることができていない。それだけに、今節は昨季までJ1で戦っていて、クリスティアーノ、オルンガという強力なアタッカーに加え、攻守の能力に秀でたボランチのヒシャルジソンを擁する柏が相手とはいえ、千葉はまた勝ちきって上昇気流に乗りたいところだ。
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