横浜FCと対戦した前節(第10節)は、失点減少という守備面の課題をクリアしつつあることから、得点力アップのためにより攻撃的な取り組みをトレーニングで行なって臨んだ一戦だった。1トップ&2シャドーだった前線の形を、佐藤寿人とクレーベの2トップ&工藤浩平のトップ下の形に変更。立ち上がりは千葉がやや優位だったが、横浜FCは千葉のディフェンスラインの背後のスペースを狙ってロングボールを多用してきて、千葉は前からの守備がうまくハマりきらなかった。そのため、佐藤寿は事前に江尻監督と話し合っていたように、守備時の前線の形を1トップ&2シャドーに変更して対応。それでも、横浜FCが次第に流れをつかむ中で、30分、CK後の流れから工藤浩平が千葉への復帰後初得点となる先制ゴールを奪取した。だが、後半開始時からイバを入れてシステムを4-4-2に変更した横浜FCに対応しきれず、57分には佐藤優也との意思疎通がうまくできていなかったエベルトのバックパスのミスから失点。さらに、82分にCK後の流れから失点して逆転されると、85分には横浜FCの斉藤光毅に技ありのゴールを決められ、1-3の逆転負けを喫した。江尻体制になって初の1試合複数失点だった。
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