千葉がフアン エスナイデル監督(当時)を解任し、コーチからの昇格という形で就任した江尻篤彦監督が指揮を執った初戦の前節(第5節・京都戦)。今季の千葉は4バックで戦ってきたが、まず守備の安定を図って失点減少を最優先に考えた江尻監督は、3バックでダブルボランチ、両ウイングバックに3トップ気味の前線というシステムを採用した。前線のサイドの選手(前節では左が為田大貴、右が船山貴之)は以前のようにタッチライン際に張るのではなく、中寄りにポジションをとってプレーした。そして、前監督時代ではプレーにかけられていた制限がなくなり、状況に応じて中央での縦パスやクサビのパスを増やし、『縦』の意識がより見られる攻撃となった。ただし、例えば前節の左ウイングバックの下平匠、右ウイングバックの田坂祐介はウイングバックでのプレー経験の少なさもあって不慣れだったと語り、チーム全体としてもこのシステムでのボールの動かし方にはやや迷いや戸惑いが感じられた。その点に関して、江尻監督は今週の取り組みに対して時間が不足する中で「前回はもう守備のところがメインになってしまいましたけども、今回は少し攻撃のところのエッセンスをちょっとずつ入れて、個人の修正と、グループの修正と、チームの修正という形で、少し刺激を与えられたかなと思っています」と話した。
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