2019年の千葉のJ2リーグ戦はスコアレスドローでのスタートとなった。最大の課題である守備面に関しては無失点という結果を残した。ただし、局面での千葉の選手の体を張った粘りはあったにしても、サイドを攻略されるのが目立ち、愛媛の選手のシュートミスに救われた場面も少なくなかった。そして、攻撃面では無得点に加えて公式記録の千葉のシュート数は3本(後半は1本)と、数字だけを見てももの足りなさが否めない。もちろん攻撃面への影響が大きい選手が2人、矢田旭が17分、茶島雄介が39分と、前半のうちに立て続けに負傷交代したという大きなマイナス材料はあった。だが、昨季の72得点というJ2リーグ2位の得点数に隠れがちだが、その72得点という数字には千葉との対戦時には全体的に調子が悪かったチームや守備面に問題を抱えていたチームから複数得点したという現実が含まれている。守備をしっかり行なうチーム、千葉対策として自陣に引いてゴール前を固めるチームから点を取りきるということにおいては、千葉はまだ問題点がある。
小林慶行監督「アタックのところのクオリテ…
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