今季の千葉が何度も見せてきたような内容の敗戦となった。ミスで相手にゴールを与えてしまい、優位に立った3バックのチームがゴール前へ5バック気味に引いてスペースを消す。千葉はボールを保持してはいても相手が嫌がるところになかなか入れず、相手を揺さぶるようなパスワークができない。千葉が押し込めば押し込むほど相手は粘り強く守り、千葉のディフェンスラインの背後のスペースを狙ってカウンター攻撃を仕掛けて追加点を奪う。本来はもっとボールを保持して動かし、パスをつないで攻める大分だが、千葉との対戦の今節では現実的に各状況を判断し、引いて守りながらロングボールで得点を狙う戦術を採用。千葉は大分の狙いどおりの戦い方から脱する工夫ができなかった。ミスも絡んで大量4失点を喫して敗れ、今季5度目のチャレンジとなった3連勝はできなかった。
今節の千葉は前節(第37節・山形戦)と全く同じスタメン、そしてスタート時のシステムもまったく同じ4-1-2-3だった。船山は10月19日のトレーニングでは鳥カゴ(ボール回し)が終わったあとにフアン エスナイデル監督と話し、その後のミニゲーム形式のトレーニング&ビルドアップからのシュート練習には参加しなかった。コンディションの問題が心配されたがスタメンは変わらなかった。
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