J2残留争いの渦中にいる熊本と対戦した前節(第36節)の千葉は、相手が前からプレッシャーをかける中、小島秀仁が縦パスを入れるなど中央から攻める形も作った。だが、その一方でサイドからの攻撃が思っていたようには機能せず、特に右サイドからの効果的な仕掛けが少なかった。7分にCKから失点していたこともあり、フアン エスナイデル監督は40分過ぎに4-2-3-1だったシステムを4-1-2-3システムに変更。45分にはセカンドトップから左のウイングにポジション変更していた船山貴之が、ドリブルの仕掛けから狙いすましたシュートという個人技で同点ゴールを奪い、千葉にとっては悪かった流れを変えた。後半は千葉が優位に試合を進め、62分に矢田旭のCKからの近藤直也のヘディングシュートは決まらなかったが、こぼれ球を拾った船山のパスを受けた近藤がシュートを決めて逆転。その1分後には指宿洋史が熊本のミスを見逃さずに追加点を奪って、3-1の逆転勝利を収めた。千葉は4試合ぶりの勝利で、J1参入プレーオフ進出に本当にわずかながら望みをつないだ。
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