愛媛と対戦した前節(第35節)の千葉は、ボールを保持する時間は長かったものの、タイミングよくスペースを突くような攻撃ができなかった。12本打ったシュートは愛媛の守護神の岡本昌弘を脅かすほどの威力もなく、決定機といえるシーンはほとんどなかった。ゴール前で千葉の攻撃に粘り強く対応する愛媛の守備を崩すようなアイデア、思い切りのよさを欠いていたからだ。60分から交代出場した工藤浩平はスペースを見つけてはそこにパスを出したり、自ら入りこんだりしていて攻撃を活性化させたものの『1点』が遠かった。一方の愛媛は試合を通してシュートは4本だったが、そのほとんどが決定的な形だった。大野哲煥のファインセーブやシュートの精度不足で前半は得点できなかったが、後半唯一のシュートが得点となった。57分、町田也真人に愛媛は3バックの一角の前野貴徳が激しいフィジカルコンタクトでボールを奪取。そのままオーバーラップした前野のラストパスに藤本佳希がうまく合わせて先制点を奪い、熊本は虎の子の『1点』を守りきった。
小森飛絢選手「本当に多くのサポーターが(…
■明治安田J2リーグ 第10節 4月13日(土)千葉 1-1 大分(14:03…
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