水戸と対戦した前節(第29節)の千葉は、前半からサイドを突いて攻めたものの、水戸がゴール前で体を張って守っていたこともあり、なかなか『1点』を奪えなかった。その一方で、水戸もディフェンスラインを高く保って全体をコンパクトにする中、千葉ゴールに迫ったが、ラストパスの出し手と受け手のわずかなズレが目立った。球際で粘り強く戦っていた千葉は無失点試合まであともう少しだった90分、スローイン後のパスを溝渕雄志がヘディングでクリアすると、こぼれ球はフリーになっていた水戸の伊藤涼太郎のところへ。千葉はジェフェルソンバイアーノやセットプレーで強さを見せる伊藤槙人、そして交代出場でJデビューとなった192センチの長身のバティスタをマークする意識が強かったせいか、伊藤涼をマークできていなかった。伊藤涼がシュートすると、ボールはゴール前を守っていた千葉の選手の間をすり抜けるようにしてゴールイン。その後、千葉はCKの場面でGKの佐藤優也までゴール前に上がって同点ゴールを狙ったが、『1点』を取りきれずに0-1の敗戦。これで前節終了時点での戦績は10勝5分14敗で、勝点を積み上げられずに35のままで、順位も16位から上げることができなかった。
【水戸vs千葉】レポート:攻守で前へのハ…
■明治安田J2リーグ 第6節 3月24日(日)水戸 0-0 千葉(14:03K…
読者コメント