フアン エスナイデル監督が指揮を取るようになって初めてのJ2リーグ戦3連敗(神戸と対戦した天皇杯3回戦を含めると公式戦4連敗)という苦境で迎えた前節(第25節)の甲府戦。第23節・金沢戦での抗議によってフアン エスナイデル監督がベンチ入り4試合停止となって2試合目の試合で、千葉はアンカーシステムの4-3-3に変更した。これまでは、守備に回った時などにはアンカーの熊谷アンドリューの両脇にできるスペースを相手に狙われてきたが、インサイドハーフの左の工藤浩平、右の茶島雄介が動き回り、熊谷と3人で流動的にポジションを入れ替えてプレー。ラリベイ、船山貴之、清武功暉が前線から激しいプレスをかけるのと相まって、中盤ではそこまで相手に自由を与えなかった。千葉陣内の左サイドのスペースを使われて15分に失点したが、21分に乾貴哉のクロスを受けたラリベイのパスから茶島がわずかな隙間を通るシュートを決めて同点。後半はディフェンスラインの背後のスペース、そして千葉が攻め上がったあとの両サイドのスペースを狙われてチャンスを作られたが、50分の溝渕雄志のスーパークリアなどゴール前で体を張って守った。甲府の決定力不足にも助けられたところはあったが、失点を重ねることはなかった。82分、競り合ったあとにボールを奪取した工藤のパスを受けた矢田旭のクロスから、為田大貴がヘディングシュートを決め、2-1の逆転勝利で連敗を止めた。
小林慶行監督「アタックのところのクオリテ…
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