●佐藤勇人選手:
Q:全体的な試合の振り返りからお願いします。
「うーん、まあ、スコアだけ考えると、まあ、いろんな、なんて言うんですかね、ネガティブな意見とかも出やすいと思います。決していい結果ではないけど、試合が終わったあとに選手同士の発言からは全然ネガティブなことは全くなくて、逆に、このスコアだけど、『これ、全然やれるね』っていう感じで、むしろ前半の途中までとかはうちらのペースであって。もちろんウェリントンという、前からプレスに行っても(後ろから前にロングボールを)蹴られて、あそこで起点を作られてキープとかはやっぱりあるけど、まあ、それ以外でそんなにこう、すごく差を感じるなっていうのは個々の選手からは感じなかったから、みんなそういう話が出たと思う。そういう話が選手同士出たのは、自分たちはまだ死んでないなっていうところで、もちろん今日のスコアはあるけど、ただ、今日は前からボールを奪いに行くところの姿勢とか、そういうところはいい場面もあったし、やっていた選手もそういうプレーとかを感じているので。まだ自分たちは立ち直れるなっていうのは感じているから、下を向いた発言がなかったと思うので、うーん、これをやっぱり次の試合、リーグ戦(第23節・金沢戦)でどう出すかは自分達次第だと思うので、しっかりとリーグ戦のほうで結果を出したいなと思います」
Q:今までのところと今日のよかったところでは何を変えたのですか。
「今までよりはやっぱり前の意識が強くなったと思うし、もちろん長いボールもあるけど、そこで(ボールを)失ったあとにしっかりと守備をするところは、ここ最近よりは変化が出た部分だと思うし、そこで相手もやっぱりミスを犯した部分もあったので、うーん、まあ、そこがたぶん一番の違いかなと思いますね」
Q:フアン エスナイデル監督が記者会見で、選手に「去年のアイデンティティを取り戻そう」という話をしたことを言っていたのですが、そこがかなり意識として…。
「うん、そこはかなりあったかなと思います。まあ、相手のところ、相手陣内にボールが入った時にしっかりと守備を前から行く。そこの姿勢は出せていたし、ボールの動かし方も、横、横、バックパスがまだ多いけど、ここ最近の試合よりは前へもちろん運んで行く、サイドだったらタメ(為田大貴)だったり、チャジ(茶島雄介)だったりが仕掛けていくっていうのが出せた部分はあったので、そこはうちのチームのストロングポイントでもあるし、うーん、やっぱりよさを全体的にチーム全員が出さないといけないと思っているので、そこは次につなげたい部分かなと思います」
Q:出ている選手のタイプもあるかもしれませんが、サイドから行った時もクロスというよりも中でちょっとワンツーでやってみたり、ボールを奪った時にサイドにはたくだけではなくて縦パスを中に入れたりとか、そういったふうになるべくゴールに直結するようにという意識のある動きやパスが見えたように思います。
「そうですね。それもやっぱりあるし、途中から出たイブ(指宿洋史)なんかもどうにか自分が点を取ってやろうと、リーグ戦で今、なかなか点が取れていない部分で、チームのこの状況の中、あいつが出て自分がどうにかゴールを奪ってやろうという姿勢がやっぱり彼から生まれたし、やっぱりそういうふうに一人ひとりがそういう姿勢を出すことがすごく重要だと思うので、それがチームとしてパワーになるし、エネルギーになると思うので。もちろん今日のスコアは決していいスコアではないけど、全部をネガティブに捉える必要はないし、これを次のリーグ戦につなげることができれば、今日の試合は意味のあったものになると思います」
Q:「たら」「れば」になってしまいますが、今日は(ラリベイ選手が蹴った)PKが決まっていれば、試合の流れはわからなかったと思うし、本当に神戸のシュート決定率が妙に高かったようなイメージがあります。
「まあ、やっぱり何人かの選手と話しましたけど、やっぱりウェリントン、彼はやっぱり特別なものを持っているし、自分たちが前からプレスに行くことも、まあ、彼に(向かって)長いボールを蹴られると、彼がそこでボールを収めたり、彼のところでワンツーでシュートまで持って行っちゃうところもあるので、まあ、ちょっと規格外のところもあるけど、うん、まあ、そういうところはやっぱりJ1で上のレベルの選手だと思う。まあ、でも、自分たちが戦っているのはJ2というリーグなので、さっきも話しましたけど、やっぱりリーグ戦でこのいいところを出したいですね」
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